P.26
2008年度実績
P.40
P.50
移動通信事業
携帯電話サービス、携帯電話端末販売、モバ イルソリューションサービスなどを行ってい ます。
その他事業
コールセンター事業、コンテンツ事業、研究・ 先端開発、その他携帯電話サービスなどを 行っています。
営業収益
. . . . 2 兆 7,192 億円 (▲ 5.0% )
営業利益
. . . . 5,015 億円 (+ 10.2% )
営業収益
. . . . 728 億円 (▲ 56.5% )
営業利益
. . . . ▲ 25 億円 (̶)
2008年度の移動通信事業は、主に端末販売台数の大幅な減少により営 業収益は5.0%減の2兆7,192億円、営業利益は同じく端末販売台数の減 少に加えて、通信料と端末価格を分離させた料金プラン(シンプルコース) への移行による販売手数料の減少などもあり10.2%増の5,015億円とな りました。
2008年度のその他事業は、JCNグループと海外固定系子会社などを その他事業から固定通信事業へ区分変更したことなどにより、営業収益 は前年度比56.5%減の728億円、営業利益は▲25億円となりました。
固定通信事業
市内・長距離・国際通信サービス、インター ネット サービ ス、ソリューション サービ ス、 データセンターサービス、ケーブルテレビな どを行っています。
営業収益
. . . . 8,487 億円 (+ 18.1% )
営業利益
. . . . ▲ 566 億円 (̶)
2008年度の固定通信事業は、2008年4月にCTCを連結子会社とした ことに加え、JCNグループと海外固定系子会社などをその他事業から固 定通信事業へ区分変更したことなどにより、営業収益は前年度比18.1% 増の8,487億円となりました。また営業利益は、FTTH事業の推進に伴う 関連費用の増加はあったものの、メタルプラス事業の収支改善などによ り前年度比81億円赤字が縮小し、▲566億円となりました。
2009年度見通し 年度実績
営業収益
. . . . 2 兆 6,500 億円 (▲ 2.5% )
営業利益
. . . . 5,100 億円 (+ 1.7% )
営業収益
. . . . 1,000 億円 (+ 37.4% )
営業利益
. . . . 30 億円 (̶)
2009年度の移動通信事業は、シンプルコースへの移行拡大などによる 総合ARPUの減少や端末販売台数の減少などにより営業収益は2.5%減 の2兆6,500億円、営業利益はシンプルコースへの移行拡大や端末販売 台数の減少による販売手数料の減少などにより1.7%増の5,100億円を 見込んでいます。
2009年度のその他事業は、連結子会社の事業拡大などにより、営業収 益は前年度比37.4%増の1,000億円、営業利益は30億円を見込んでい ます。
営業収益
. . . . 8,800 億円 (+ 3.7% )
営業利益
. . . . ▲ 400 億円 (̶)
2009年度の固定通信事業は、FTTH事業の推進に伴う契約者数の増加 などにより営業収益は3.7%増の8,800億円、営業利益は前年度に実施し たFTTH事業設備の減損損失などに伴う減価償却費の減少などにより、赤 字が166億円縮小となる、▲400億円を見込んでいます。
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000
(十億円)
05 06 07 08 09 292
354 386 2,313 455
2,510 2,677
2,863 501 2,719
0 100 200 300 400 500 600
(200) 0 200 400 600 1,000
(十億円)
05 06 07 08 09 596 619
714 719
(0.3) (61) (49) (65) 849
(57)
(100) 0 100 200 300 500
800 400
(50) 0 100 150 200
(十億円)
05 06 07 08 09 81
104 109
73 167
(2.5) 9 7 4
0.9 50
20
15
10
5
0
(5)
営業収益/営業利益
営業収益/営業利益
営業収益/営業利益
(3月31日に終了した各年度)
■営業収益 ■営業利益
(3月31日に終了した各年度)
■営業収益 ■営業利益
(3月31日に終了した各年度)
移動通信事業
総合的な商品力強化により
お客様のさらなる満足度の向上を目指す
Sportio water beat
ワークアウトやゴルフなどスポーツを楽しむ機能が搭 載され、「au Smart Sports」全メニューに対応した戦 略モデル。携帯性に優れるコンパクトなラウンドフォル ムと、スポーツ&タウンユースに映える鮮やかなカラー を採用。画面上で操作できるタッチパネル、操作をアシ ストするサイドカーソルキー で使いやすさも追求して います。
2008年度の事業概況 . . . 27 総合的な商品力強化に向けた取り組み . . 29 法人向けモバイルビジネス . . . 34 今後の成長に向けて . . . 35 競争力のある端末の開発強化と
調達コストの低減 . . . 36 法人向け市場の積極的開拓による
契約者成長 . . . 37 移動通信市場データ . . . 38
移動通信事業の2008年度の営業収益は、前年度比5.0%減の2兆7,192億円、 営業利益は10.2%増の5,015億円と、減収増益となりました。当期純利益につ きましては、営業利益の増加はあるものの、周波数再編により2012年7月以降 使用を停止する現行800MHz帯設備を減損損失として435億円を営業外費用に 計上したこともあり、前年度比2.5%増の2,731億円となりました。
■契約数
2008年度末における当社の累計契約数は3,084万契約(前年度比1.7%増)、 累計シェアは28.7%となりました。
このうち、第3世代携帯の契約数は3,053万契約と、99%のお客様に第3世代 携帯電話サービスをご利用いただいています。なかでもCDMA 1X WIN(以下、 WIN)の契約数は2,272万契約と、契約者全体の74%にまで上昇しています。
■解約率
解約率は、複数年契約型サービスや新販売スキーム(シンプルコース)の浸透、 また景気後退による影響もあり、2008年度通期で0.76%と、前年度比0.19ポイ ント低下しました。
■販売台数・端末在庫
販売台数は、通信料・端末価格分離プランの浸透の影響により、前年度比 31.7%減の1,081万台となりました。
また、2008年度末時点での端末在庫数は、評価減済の端末36万台を含め合 計169万台となり、前年度と比べ29%(39万台)増加しました。大幅な販売台数 の減少により、特に上半期において端末メーカへの発注済端末台数と、実際の販 売台数との乖離が生じたことから、端末在庫が高水準になりました。
端末在庫圧縮を目的として、当該機種の代理店販売手数料単価を引き上げた ほか、余剰在庫については、一部端末評価減・廃棄を行い、2008年度に計上した 評価減・廃棄損の合計額は257億円となりました。さらに、端末メーカに対する 販売市場に見合った発注規模への調整も行い、2009年度の在庫水準適正化に向 けておおむね目処がついたものと認識しています。
2008 年度の事業概況
端末販売台数が前年度比較で大幅 に減少する中、お客様獲得に向けた 競争は一段と激化
(千台)
05 06 07 08 09 11,590
13,250
15,550 15,820
10,810 16,000
12,000
8,000
4,000
0
(3月31日に終了した各年度)
au端末販売台数
■販売手数料
2008年度の販売手数料単価は、前年度比5%増の39,000円でした。2007年 11月のau買い方セレクト導入と同時に実施した「端末卸売価格の見直し」による 卸売価格の上昇に合わせて、販売代理店およびお客様への影響を考慮し激変緩 和措置を講じたことにより、従来ベースとの比較において、販売手数料単価は上 昇しています。さらに、シンプルコースの構成比率上昇に伴う販売手数料単価の 低減は進んだものの、端末販売市場の大幅縮小に伴う端末在庫の調整や、高機 能搭載モデルの構成比率が増加したことによる端末調達単価上昇の影響も、販 売手数料単価が上昇した要因として挙げられます。
■ ARPU
2008年度の総合ARPUは、前年度比7.3%減の5,800円でした。うち、音声 ARPUは「誰でも割」や「家族間通話無料」など料金施策の浸透や、課金ベースで のMOUの減少などの影響により、前年度比13.1%減の3,590円、データARPU はハイエンドのWIN契約者の割合が順調に増加したことなどにより前年度比3.8% 増の2,210円でした。
移動通信事業において、これまで第3世代ネットワークインフラの強みに加え て、携帯電話端末、料金、サービス・コンテンツの総合的な商品力の強化により、 競合他社との差別化を図ってきました。お客様に選ばれ続けるためにすべきこ とは、顧客満足度を高めるために、この4つの項目で地道な努力を一つひとつ積 み重ねていくことだと考えています。おかげさまで、auは2008年に3年連続で、 携帯電話サービス顧客総合満足度1位*の評価を受けました。着実な実績を出す ことができたのも、これまでの地道な取り組みがお客様に評価された結果だと 考えています。
*出所:J.D.パワーアジア・パシフィック 2006∼2008年日本携帯電話サービス顧客満足度調査SM
2008年は、沖縄を加えた日本全国10地区で調査を実施。各地区在住の携帯電話利用者計7,500名か らの回答による。
KDDIは、ネットワーク、端末、料金、サービス・コンテンツの4項目における総 合的な商品力の強化により、お客様の満足度向上を目指しています。ここから は、2008年度の取り組み状況をご紹介します。
ネットワーク
KDDIはWINで採用しているCDMA2000 1xEV-DO(以下、EV-DO)方式*を 軸に他社との差別化を図っており、EV-DOのアップグレード版であるEV-DO Rev. Aのエリア整備・拡充を進め、2009年3月末時点では全国47都道府県の主 要地域のほとんどをカバーしました。EV-DO Rev. Aでは、下り速度は最大 3.1Mbps、上り速度についても最大1.8Mbpsへと向上しています。
ご契約数の増加やデータ通信需要の増加に対応したエリア整備・拡充による通 話品質の向上に加えて、800MHz帯の周波数再編を見据え、2GHz帯への容量 拡張と同時に、新たに割り当てられる新800MHz帯の整備を進めています。
800MHz帯の再編とは、2012年7月までに現在の上り(携帯電話端末→基地 局)と下り(基地局→携帯電話端末)の方向を入れ替えるとともに、細切れで割り 当てられている周波数をブロックにして、新たに割り当てるというものです。現 在、当社は800MHz帯をメインバンドとして利用していますが、今後さらに2GHz 帯のカバレッジ充実を図るとともに、2012年7月までの移行完了に向けて新 800MHz帯のエリア拡大を積極的に行っています。
EV-DO Rev. Aの 整 備・ 拡 充、 800MHz帯周波数再編への対応に 加え、次世代システムの方針を決定
総合的な商品力強化に向けた取り組み
新たなライフスタイルの提案を推進 エリア整備・拡充による通信品質向上 先進性の再構築とラインナップの充実
(高機能・サービス特化、カスタマイズ)
固定サービスと連動した料金の導入
KDDIならではの・・・
音楽 映像 スポーツ
端末 料金
サービス・コンテンツ ネットワーク
*CDMA2000 1xEV-DO方式
EV-DOは、データ通信専用の技術のため、高 速・大容量のデータ通信に適したシステムで あり、EV-DOの導入により、KDDIはビット当 たりの通信コストを大幅に引き下げることがで きました。EV-DOならではのインフラの強み をベースに、KDDIはEZ「着うたフル®」や「ダ ブル定額ライト」など、他社に先駆け、次々と 魅力的なサービスや料金プランを導入してき ました。
また、現行800MHz帯、2GHz帯に加えて、新たに割り当てられる800MHz帯に も対応したトライバンド対応機の提供を進めており、2009年3月末時点で約1,570 万台、おおよそau全体の50%がトライバンド対応機となっています。3年後の 2012年7月における新周波数帯への切り替えまでに、auの全てのお客様がトライ バンド対応機を利用されているように、対応端末の提供を推進していきます。
また、足元の旺盛なデータ通信トラヒックへの対応と、効率的な設備投資の両 立を目的として、2012年のサービス提供を視野にLTE方式による3.9Gシステム の導入を決定しました。さらに、LTE導入に至るまでのお客様の高速データ通信 ニーズにお応えするべく、2010年度後半には、既存のEV-DO Rev. A設備のソ フトウェアのアップグレードにより、下り最大9.3Mbpsへの高速化を実現する Multicarrier Rev. Aの導入を予定しています。
端末
お客様の多様なライフスタイルにお応えするために、より高音質なサウンドが 楽しめる「Walkman®Phone」、8.1メガカメラ搭載で美しく撮った画像を有機EL ディスプレイで存分に楽しめる「EXILIMケータイ」、「Cyber-shot™ケータイ」、 世界初の3D表示で映像・ゲームが楽しめる「Woooケータイ」、スポーツライフ に対応した「Sportio」などを発売し、auの端末ラインナップにおいて先進性の再 構築を行いました。
さらに、シニア層に向けた「簡単ケータイ」、ジュニア層に向けた「安心ジュニ アケータイ」など使いやすさや安心・安全を追求したモデルを発売し、2008年度 は幅広いラインナップ全36機種(法人モデル含む)を発売しました。
お客様の多様なライフスタイルをサ ポートする幅広いラインナップ
CDMA* OFDMA
3G 3.5G 3.9G
WiMAX(OFDMA:TDD)
2002 2004 2006 2008 2010s
Wi-Fi W-CDMA
LTE
(OFDMA:FDD)
HSPA/HSPA+ HSDPA
CDMA2000 1x
*CDMAはFDD方式
LTE
(OFDMA:FDD)
Multicarrier Rev. A Rev. A
EV-DO Rev. 0 携帯電話市場 データ通信市場
(注)LTE:Long Term Evolution、OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access
LTEは、端末のデュアルモード等で既存システムとのインターワーク(他システムへのシームレスなハンド オーバー)を実現。
また、さらなる端末コストの低減や開発期間の短縮に向けて、従来のプラット フォームにおける共通化領域を拡大した「KDDI統合プラットフォーム(KCP
+)」への取り組みについては、2007年10月の構築完了後も、操作性や機能面 でのパフォーマンス改善に努め、2008年度には、KCP+搭載端末を21機種発 売しました。
その結果、機能追加や高機能化に加え、端末メーカへの発注数量削減により端 末調達コストが上昇する局面にある中、コストの低減や開発期間の短縮などにお いて効果を発揮しています。
(注)「Walkman」、「Cyber-shot」はソニー株式会社の登録商標または商標です。
「EXILIM」はカシオ計算機株式会社の登録商標です。
「Wooo」は株式会社日立製作所の登録商標です。
料金
2007年11月に提供を開始した「au買い方セレクト」の「シンプルコース」にお いて、2008年6月より分割払いでも携帯電話端末をご購入いただけるプランを 追加しました。月額基本使用料が最安の「プランSSシンプル」においては、「誰で も割」のご利用により月額基本使用料980円(税込)で無料通話を1,050円(税込) 分ご利用いただけるなど、大変お得な料金となりました。2008年度のお客様の 端末購入における「au買い方セレクト」の選択状況は、「フルサポートコース」が 59%、「シンプルコース」が41%となりました。特に、「シンプルコース」におけ る新プラン導入以後は、「シンプルコース」の選択比率が上昇し、2008年度第4 四半期における選択率は75%となっています。
通信料・端末価格分離プランの浸透 と、FMC*サービスによる差別化
* FMC:Fixed and Mobile Convergence
(%)
1Q 2Q 3Q 4Q 年度計 2008年度
74 26
41 59
25 75
59 41
96 4 100
80
60
40
20
0
■シンプルコース ■フルサポートコース
(2008年度通期平均)
総販売台数に対するコース選択状況 「シンプルコース」での支払方法
50%
(24回)
15%
(12回)
6%
(18回)
29%
一括払い
分割払い K001
新たなサービスとして、1社で移動通信サービスと固定通信サービスの両方を 提供するKDDIの特長を最大限活用し、お客様への利便性向上とともに、当社の 収益性を念頭においた本格的なFMCサービス「auまとめトーク」を2008年8月 より提供開始しました。
「auまとめトーク」は、「KDDIまとめて請求」にご加入のご自宅の「auおうち電 話」からau携帯電話および「auおうち電話」への国内通話料が24時間無料にな るとともに、「au→自宅割」の対象のご自宅が「auおうち電話」であれば、au携 帯電話からご自宅への国内通話が24時間無料となるサービスです。
「auまとめトーク」による通話無料と2008年3月開始の「家族割」+「誰でも割」 による家族間通話無料を組み合わせることで、当社の電話サービスを一層便利 にご利用いただけるようになりました。これにより、auのお客様へのKDDI固定 通信サービスの利用促進を目指しています。
また、お客様のデータ通信利用の高まりを受けて、EV-DOのコスト優位性を 活かし、多くのお客様がリッチなコンテンツを気軽に利用出来るように、月額 1,050円(税込)から始まる「ダブル定額ライト」を他社に先駆けて導入しており、 従来はそれほどデータ通信をご利用にならなかった既存のお客様や、新規でご 加入いただいたお客様を新たに定額制に取り込むことに成功しています。WIN のご契約者のうち、2009年3月末時点で「ダブル定額」と合わせて72%のお客 様にパケット定額サービスをご利用いただいています。
サービス・コンテンツ
コンテンツ利用料の回収代行、広告、Eコマース(EC)、協業コンテンツといっ た当社のコンテンツ・メディア事業における2008年度の売上は前年度比25%増 の447億円となり、5年前と比べると4倍にまで拡大しています。
当社が回収代行を行う「EZ着うた®」や「EZ着うたフル®」の音楽、ゲーム、電子 書籍などのデジタルコンテンツの拡大に加えて、当社がグリー株式会社との協業 コンテンツとして提供するモバイルSNSサービス「au one GREE」は、2009年 5月に会員数が500万人を突破するなど、新たな成長領域においても順調に事 業を拡大しています。
当社は、お客様のライフスタイルに着目した、常に身近にある携帯電話ならで はのサービス提供を目指しており、2008年度は、音楽、映像、スポーツへの取り 組みを強化しています。
音楽・映像・スポーツへの取り組み を強化
(億円)
06
05 07 08 09
175 113
272 359
447 500
400
300
200
100
0
(3月31日に終了した各年度)
■回収代行 ■広告 ■ EC ■協業・その他
(注)広告売上は、2007および2008年度に会計処 理の変更有。
コンテンツ・メディア事業の売上高
音楽や映像への取り組みとして、音楽・映像が簡単に楽しめるケータイ専用ア ミューズメント・ボックス「au BOX」のレンタルを2008年11月より開始しまし た。お客様のCDやDVD、au携帯電話にダウンロードした「EZ着うたフル®」を、
「au BOX」により簡単に再生できるほか、PCを必要とせず「au BOX」からau 携帯電話への転送により、これまでの「EZ着うたフル®」と同様に、外出先でも au携帯電話によりCDやDVDコンテンツが楽しめます。また音楽において、さ らに 高 音 質 で 音 楽 を 楽 しみたいというお 客 様 のニーズ に 応 えるため、 AAC320kbpsの高ビットレートを実現する「EZ着うたフルプラス™」を2008年 12月から開始しました。
スポーツへの取り組みとしては、スポーツを通じお客様の自分磨きを支援する 総合サービス「au Smart Sports」において、スポーツや食事のアドバイスを通 してお客様の目標達成をサポートするヘルスケアサービス「Karada Manager」 を2008年11月より提供開始しました。2007年12月に提供を開始した「Run & Walk」を含め、2009年4月には「au Smart Sports」の登録会員数が100万人を 突破しました。
(注)「EZ着うた」、「EZ着うたフル」、「EZ着うたフルプラス」は株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメン トの登録商標または商標です。
また、青少年の方に、常に安心・安全な環境で楽しくEZwebをご利用いただく ため、青少年にふさわしくないサイトの閲覧を制限し有害情報へのアクセスをブ ロックするフィルタリングとして「EZ安心アクセスサービス」を提供しています。
「青少年インターネット環境整備法」が施行される中、今後も通信事業者として青 少年の安心・安全な利用環境の提供と啓蒙活動を促進していきます。
au BOX
08.4 08.7 08.10 09.1 09.4 260
471 743
1,016
117 1,200
1,000
800
600
400
200
0
(千人)
「au Smart Sports」会員数の推移
■ 専門家のアドバイスを参考にできる
■ コース・距離・速度・消費カロリーがわかる
■ 音楽に合わせてステップ! BEAT RUN
■ ダイエット等の目標達成までをナビゲート
■ 毎日の食事と体の変化を記録
■ 摂取カロリー・消費カロリーをアドバイス
# # #
KDDIは、コンシューマ向け市場の成長が緩やかになる中で、今後も市場の拡 大が期待できる法人向けモバイルビジネスにも積極的に取り組んでいます。KDDI は、大規模法人向けに、携帯電話を使ってお客様の業務を改善・強化するモバイ ルソリューションを提供するほか、中・小規模法人市場におけるモバイル需要の 高まりを受けて、中・小規模法人向けの販売体制構築、商品・マーケティング戦略 を推進しています。
2008年度は、世界的な景気後退の影響により、当社提案案件の導入延期や、 お客様の余剰端末の解約などが一部見られたものの、「単なる端末販売」から「お 客様企業の業務効率化」および「トータルコスト削減」に即したソリューションの 提供を通じて、販売数の増加とともにお客様端末の解約防止を図っています。
大規模法人向けには、ソリューション提案力・通信エリア・法人専用端末ライン ナップ・通信品質等の総合力で強みを発揮し、順調にお客様の数を拡大しました。
当社のモバイルソリューションの評価として、「MCPC(モバイルコンピューティ ング推進コンソーシアム)award 2009」で、九州電力株式会社様の「配電ケータ イモバイルシステム」がグランプリ(大賞)/総務大臣賞/モバイルテクノロジー賞 を受賞しました。2008年の綜合警備保障株式会社様の「隊員指令システム」、 2007年のいすゞ自動車株式会社様の「みまもりくんオンラインサービス」、2006 年のヤマト運輸株式会社様の「荷物情報リアルタイムシステム」に続き、4年連続 でグランプリ(大賞)を受賞しており、お客様ニーズに合致した技術力が高い評価 を受けています。
中・小規模法人向けには、訪問営業をベースとする法人代理店の育成・強化、 auショップとの連携強化、ダイレクトマーケティング・テレマーケティング・Web の積極的活用などを通じ、販売を強化しています。
法人向けモバイルビジネス
企業規模に応じた販売・商品戦略を 構築・推進
セグメント 営業体制 競合要素 当社の取り組み
大・中規模法人
(従業員数100人超)
小規模法人
(従業員数10人超)
小規模法人
(従業員数10人未満)
直販営業
法人代理店
auショップ
ソリューション 提案力
モバイル+固定 FMC営業
■ お客様ニーズに最適なソリューションの提供拡大
(MCPC award 2009にも多数入賞)
■ KDDIビジネスコールダイレクトによる本格的なFMC提供
■法人専用端末(E05SH)による市場拡大
〈サービス〉
■「 auケータイ着信割引」の割引率改定 割引率 15%⇒ 50%
〈販売チャネル〉
■ auショップでの販売強化
〈プロモーション〉
■ TV、新聞等の広告でショップ誘導促進 ソリューション
提案型営業
法人専従者による プッシュ型営業
プル型施策の 本格化 法人市場への取り組み
「MCPC award」において当社お客様 が4年連続でグランプリを受賞
2009年 九州電力株式会社様
「配電ケータイモバイルシステム」
2008年 綜合警備保障株式会社様
「隊員指令システム」
2007年 いすゞ自動車株式会社様
「みまもりくんオンラインサービス」 2006年 ヤマト運輸株式会社様
「荷物情報リアルタイムシステム」
また、販売対象となる商品についても、2009年1月に、同一法人名義のau携 帯電話を1台以上所有しているお客様について、KDDI電話*およびNTT加入電 話から全てのau携帯電話への通話料を割り引く「auケータイ着信割引」の割引 率を15%から50%へ改定したほか、2009年4月には、同一法人のお客様におい てあらかじめグループに登録したau携帯電話およびKDDI電話の間で、内線番 号による国内通話を定額料金で提供する本格的FMCサービス「KDDIビジネス コールダイレクト」を提供するなど、お客様ニーズに合わせ充実を図っています。
*KDDI電話: KDDIメタルプラス(事業者用)、KDDI光ダイレクト、KDDI光ダイレクトover Powered Ethernet、 KDDI-IPフォン
法人のお客様に向けた端末として、防水やセキュリティなどの基本性能に加え SDIOカード*によりPHSやWi-Fiを利用した内線サービスが利用可能な「E05SH」
(2009年4月発売)や、当社初のスマートフォン「E30HT」(2009年5月発売)を 発売しており、今後もラインナップの強化を図ります。
*SDIOカード: Secure Digital Input/Output カード
SDメモリーカードと同じ端子のカードスロットを拡張カードに利用する規格
KDDIが2007年4月に発表した「チャレンジ2010」については、通信料・端末 価格の分離プラン導入によるビジネスモデルの変更や、その後の激的な市場環 境変化により見直しを行った結果、連結売上4兆円、営業利益6,000億円の実現 は難しいと認識しています。一方で、現在、連結売上高の4分の3を占め、営業利 益面でも連結業績を牽引している移動通信事業が、今後も引き続き業績の牽引 役になると見ています。2009年3月末時点で3,084万のau契約者をベースに、
「KDDIならではの新たな価値創造」により次の成長にチャレンジしていきます。 市場の流動率が低下する環境下において、コンシューマ市場においては、お客様 の多様なニーズに対応した端末やサービスのタイムリーな開発・提供を通じて競争 力を強化するとともに、auショップを中心にユーザ対応力の向上を通じ販売力を強 化します。また、今後も市場の拡大が期待できる法人向けモバイルビジネスへの積 極展開を通じて、累計契約シェア30%を目指し、契約数の拡大を実現します。
また、シンプルコースの浸透などにより音声ARPUの低下傾向が続く中、魅力 あるコンテンツサービスの提供やデータ定額制の裾野拡大を通じて、データ ARPUを伸ばしていくほか、コンテンツビジネスの拡大や、お客様の端末保有期 間の長期化に対応し会員数が大幅に伸びている「安心ケータイサポート*」など、 お客様ニーズに合致したサービスの提供を通じて、従来の通信料金以外の収入 拡大を図ります。
今後の成長に向けて
E05SH E30HT
*安心ケータイサポート
端末の5年保証(無料会員3年)、端末修理代 金の割引、水濡れ・全損時のリニューアル端末 の割引などが受けられるサービス。 サービス料金:月額315円
au 3,084万契約者をベースに、お 客 様 の 多 様 なニーズ に 対 応した KDDIならではの端末・サービスの タイムリーな投入による商品力の強 化により、競争力の強化を図る
同時に、端末調達単価の低減と競争環境を注視しつつ、シンプルコースを中心 とした顧客獲得費用の低減を図ることで、より一層利益を重視した事業運営を進 めていきます。
今後の端末の競争力強化に向けた取り組み、契約者成長ドライバとなる法人向 け市場への取り組みについて紹介します。
お客様の端末に対する価値観が多様化し、「先進性重視」、「ライフスタイル重 視」、「価格重視」の分化が鮮明になる一方で、これら3つの層に加えて、「感性、 デザイン」に新たな価値を求める層が顕在化してきました。こうした価値観の多 様化に対し、2009年度にはauの戦略サービスに対応する機能特化型端末などの 提供により、「先進性の追求」と「ラインナップの多様化」を進めました。また新た に顕在化した「感性、デザイン」に価値を求める層に注目し、2009年4月に新ブラ ンド「iida(イーダ)」を立ち上げ、これまで「au design project」で培った経験を 基にお客様層の拡大を進めていきます。
魅力的な端末の開発・提供と合わせて、KCP+搭載端末の拡大によるコスト低 減や、高機能を必要としない「低価格支持層」に向けて、新ブランドにおけるデザ インなど付加価値を付けた比較的廉価な端末の提供などを通じて、調達コストの 低減も図っていきます。このような取り組みを通じて、ブランド力の向上と、とり わけ急務であった端末の競争力を高めていきます。
競争力のある端末の開発強化と調達コストの低減
ライフスタイルに 寄り添った バリエーション
豊かな端末
機能アプローチ:継続強化 感性アプローチ:NEW 戦略モデル
auの戦略サービスを象徴する プラスαのこだわりを実現
新ブランド
ケータイの機能よりもデザインなどを 重視するお客様に向けたブランド
先進性 重視
ライフスタイル重視
価格重視
感性重視
従来より、法人向け市場では、大規模法人層のニーズが顕在化しており、当社 はモバイルソリューションの提供力・エリア・通信品質を強みに市場シェアを伸ば し、現在では個人市場でのシェアとほぼ同等まで拡大しています。近年、さらに 中・小規模法人層においても、携帯電話の業務利用が拡大しており、法人向け市 場におけるシェア拡大のため、中・小規模法人向けの商品開発・販路開拓に注力 しています。
また、移動通信と固定通信を一元的に提供可能であるKDDIの強みを最大限発 揮するため、2009年4月1日付けの組織改編により、これまで移動通信と固定通 信に分離していた営業体制を統合し、新たに顧客規模別に再編しました。これに より、大規模法人層のみならず、伸長著しい中・小規模法人市場へのリーチを強 化・拡大し、さらなる契約者の拡大を図ります。
法人向け市場の積極的開拓による契約者成長
お客様の満足度向上と移動通信事業の持続的成長に向けて、
新たな価値創造に果敢にチャレンジします
2008年度は、通信料・端末価格分離プランへの移行が進んだ影響もあり、端末 販売台数が大幅に減少するなど大きく市場環境が変化した1年でした。また、KDDI 統合プラットフォーム(KCP+)の完成が遅れ、魅力ある端末をタイムリーに発売で きなかったことで、当社の競争力低下を招いた場面もありました。その一方で、当 社だからこそできる「auまとめトーク」や「auBOX」などのFMBC型サービスを開 発・投入し、auのお客様に対する満足度の向上と当社の固定系サービスのクロスセ ルにおいて、一定の成果が出せたものと考えています。
現在KCP+のパフォーマンスは大きく改善しており、お客様ニーズにあった戦略 的な端末開発とともに、新たに立ち上げた「iida」ブランドを通じて、これまで以上 に魅力的な端末・サービスを積極的にお客様に提供しています。
シンプルコースへの移行拡大もあり、総合ARPUは減少傾向にありますが、今後 も魅力的なコンテンツや2009年4月に50万口座を突破した「じぶん銀行」による各 種決済など新サービスの提供、「iida」で展開中の携帯電話の周辺商材の販売など、 非通信系売上の拡大を実現していきます。これからのauに是非ともご期待ください。
髙橋 誠
取締役執行役員常務 コンシューマ商品統括本部長
0
(千契約)
20,000 40,000 60,000
2005 2006 2007 2008 2009
KDDI
au
ツーカー
23,132 19,542 3,590
25,439 22,699 2,739
28,189 27,317 872
30,339 30,105 234
30,843
̶̶
NTT ドコモ 48,825 51,144 52,621 53,388 54,601
ソフトバンクモバイル 15,041 15,210 15,909 18,586 20,633
イー・モバイル ̶ ̶ ̶ 412 1,410
合計 86,998 91,792 96,718 102,725 107,487
累計契約数
0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000
(千契約)
2005 2006 2007 2008 2009
EZweb
au
ツーカー
18,259 16,469 1,790
20,523 19,390 1,133
23,533 23,322 211
25,512 25,505 8
26,190
̶̶
iモード(NTT ドコモ) 44,021 46,360 47,574 47,993 48,474
Yahoo!ケータイ(ソフトバンクモバイル) 12,874 12,875 13,265 15,171 16,465
EMnet(イー・モバイル) ̶ ̶ ̶ 10 55
モバイル・インターネット接続の契約推移
出所:各社資料、(社)電気通信事業者協会(TCA)
20,000 60,000
40,000
0
(千契約)
2005 2006 2007 2008 2009
1X+WIN (au) 17,935 21,828 26,720 29,689 30,527
FOMA(NTT ドコモ) 11,501 23,463 35,530 43,949 49,040
SoftBank 3G(ソフトバンクモバイル) 917 3,038 7,660 14,007 18,654
イー・モバイル ̶ ̶ ̶ 412 1,410
3G契約状況
移動通信市場データ
3月31日に終了した各年度(分)
0 50 100 150 200
2005 2006 2007 2008 2009
au 166 158 147 137 138
ツーカー 126 103 67 35 ̶
NTT ドコモ 151 149 144 138 137
ソフトバンクモバイル ̶ ̶ ̶ ̶ ̶
MOU
(Minutes Of Use/1契約当たりの月間平均通話時間)
(円)
0 2,000 4,000 6,000 8,000
2005 2006 2007 2008 2009
au
うちデータARPU
7,170 1,740
7,040 1,890
6,610 2,020
6,260 2,130
5,800 2,210
ツーカー 4,470 3,960 2,960 1,750 ̶
NTT ドコモ うちデータARPU
7,200 1,870
6,910 1,880
6,700 2,010
6,360 2,200
5,710 2,380
ソフトバンクモバイル* うちデータARPU*
6,150
̶ 5,890̶ 5,120̶ 4,6601,490
4,070 1,740 ARPU
(Average Revenue Per Unit/1契約当たりの月間平均収入)
(%) 10
8
2
1
0
2005 2006 2007 2008 2009
au 1.44 1.20 1.02 0.95 0.76
ツーカー 2.00 3.60 8.20 10.2 ̶
NTT ドコモ 1.01 0.77 0.78 0.80 0.50
ソフトバンクモバイル* 1.89 1.59 1.50 1.32 1.00
解約率
*2007年3月期以降の解約率は、四半期実績の平均。
*2007年3月期以降のARPUは、四半期実績の平均。
2008年度の事業概況 . . . 41
IP時代におけるアクセス回線 ビジネスへの転換 . . . 41
コンシューマ向けFMBCサービスの 推進 . . . 44
法人ICTビジネスの取り組み . . . 45
今後の戦略 . . . 46
固定通信市場データ . . . 49
固定通信事業
アクセス回線ビジネスへの
取り組みを軸に事業基盤を強化
ひかりone
ネットも映 像も快 適に楽しめる、auの 光ファイバー サービス「ひかりone」。「インターネット」「電話」「TV」 の3つのサービスを光ファイバー1本でまとめて提供 するトリプルプレイサービスが特長です。ギガ得プラン を開始以降、ひかりone全体の顧客獲得は着実に増加 しています。
固定通信事業では、音声通信サービスや、ブロードバンドでのインターネット 接続サ ービスを含めたデータ通信サ ービスなどの各種固定通信サ ービスを、 コンシューマならびに法人のお客様に提供しています。
2008年度の営業収益は、前年度比18.1%増の8,487億円となりました。引き 続き音声系サービスの減収が続いているものの、2008年4月にCTCを連結子 会社としたことや、JCNグループと海外固定系子会社などを固定通信事業へ区 分変更したことなどの影響もあり、2005年度から4期連続の増収となっていま す。損益面では、電話などのレガシー系サービスの売上減やFTTH事業の推進に 伴うコスト増の影響はあるものの、メタルプラスの黒字化などにより、固定通信 事業全体の営業損失は566億円と、前年度比で81億円改善しています。
「直収化」「IP化」「ブロードバンド化」への転換期において、当社は従来の電話 サービスから、FTTH、直収電話(メタルプラス・ケーブルプラス電話)、ケーブル テレビ(以下、CATV)によるアクセス回線ビジネスへの取り組みを戦略的に進め ています。2008年度末の固定系アクセス回線数は、期初目標としていた530万 契約を上回り、534万契約となりました。
■ FTTH
FTTHは「ひかりone」というサービス名称で、「電話」「インターネット」「映像」 のトリプルプレイサービスを提供しています。当社は2007年1月の東京電力の 光ファイバ事業統合と2008年4月のCTCの連結子会社化により、現在、首都圏 に約1,050万世帯、中部圏に約280万世帯にアクセス可能なFTTHネットワーク を保有しており、主に戸建て向けのサービスを提供しています。その他の全国主 要都市では、NTTの回線を利用してマンションなどの大規模集合住宅向けにサー ビスを提供しています。
2008年度は商品力の強化を図るとともに、提供エリアの拡大や販路の見直し に取り組みました。
商品面では、「ひかりoneホーム」を刷新し、2年間の継続利用を条件にネット
+電話で月額基本料5,985円(税込)という業界最安水準の低廉な料金で上り/ 下りともに最大1Gbps(ベストエフォート)の超高速通信を実現する「ギガ得プラン」 を2008年10月1日から、関東エリアと北海道の一部エリアで提供開始しました。 家庭向け1Gbpsサービスは、東日本地域では初のサービスとなります。
2008 年度の事業概況
IP 時代におけるアクセス回線ビジネスへの転換
商品力の強化と顧客基盤の拡大
アクセス回線ビジネスへの取り組み 2003年10月
ひかりone(旧光プラス)サービス開始 2005年 2月
メタルプラスサービス開始 2005年10月
ケーブルプラス電話サービス開始 2006年 1月
東京電力子会社パワードコム合併 2007年 1月
東京電力の光ファイバ事業統合 2007年 6月
JCNグループ(CATV)の連結子会社化 2008年 4月
中部電力子会社(CTC)の連結子会社化
営業収益 392億円
営業利益 ▲71億円
営業収益 578億円
営業利益 51億円
CTC 2008年度実績
JCN 2008年度実績
「ギガ得プラン」では、フルモデルチェンジした宅内機器「ギガホームゲートウェ イ」の提供により、最大1Gbpsの高速通信に加え、ゲーム機やネットワーク対応 のAV機器との連携を図ることが可能となり、ご家庭で簡単にデータファイルを 共有できるなど、便利にご利用いただけるようになりました。
営業面では、販路について従来の量販店を中心とした販売から、訪問販売やテ レマーケティングによる販売への移行を進めており、加えてauショップにおいて 2008年8月に開始した「auまとめトーク」の拡販を中心に固定通信サービスの販 売を行うなど、販売コストの抑制とともに携帯電話サービスの顧客基盤を活かし たクロスセルにも取り組んでいます。
2008年度末のFTTH契約数は、CTCを連結子会社化したことによる上積みも あり、前年度末比38万9千増の109万9千となりました。売上高は「音声」「イン ターネット」「映像」を合わせて547億円、ARPUは4,690円となりました。損益 面では、顧客獲得コストに加えて販売体制構築のためのコストもあり、赤字が続 いており、固定通信事業全体の赤字の主要因となっています。
*1 ホーム(戸建て)向け速度。なお、利用するパソコンの性能等により速度は変化する。
*2 ホーム(戸建て)向け料金。「ギガ得プラン」は、口座振替・クレジットカード割引適用で、プロバイダーをau one netにした場合の料金。
A社料金は戸建て向けでプロバイダーをOCNにした場合の料金。 0
100Mbps 1Gbps
(通信速度)※いずれもベストエフォート
A社 最大100Mbps
最大1Gbps
0円 5,985円 7,035円
(金額:税込)
A社
2年間の 継続利用で お得な料金
販路の見直しとクロスセル強化
ギガ得プランの特長
速度*1 料金(ネット+電話)*2
(千回線)
08.3 08.6 08.9 08.12 09.3 10.3(予) 667
286 3,279 710 4,827
916 5,082
3,269
355 683 697
429 3,251
967 5,178
712 517 3,201 1,025 5,265
722 604 3,130 1,099 5,342
920 1,020 2,850 1,520 5,950 7,000
6,000 5,000 4,000
2,000 1,000 3,000
0
■ FTTH ■メタルプラス
■ケーブルプラス電話 ■ケーブルテレビ
固定系アクセス回線数
ケーブルプラス電話の提携先拡大
JCNグループによるCATV契約数 の拡大
顧客基盤の拡大による黒字化の達成
■メタルプラス
メタルプラスは当社が提供する直収型固定電話サービスです。NTTに代わっ て当社が電話回線を提供するため、従来の通話料収入に加えて、電話基本料も 新たに当社の収入となります。メタルプラスは「電話のみで十分」というお客様 をターゲットとしたサービスですが、インターネットを利用される方には、ADSL またはダイヤルアップによるサービスも提供しています。
2008年度末のメタルプラス契約数は前年度末比14万9千減の313万契約と なりました。このうち2割強のお客様がADSLとセットで利用されています。
売上高は「音声」「インターネット」を合わせて1,307億円、ARPUは3,370円 となりました。損益面では、目標の300万契約を突破したことで採算改善がさら に進み、2008年度は黒字化を達成しました。
■ CATV
ケーブルプラス電話はCATV各社の回線設備(同軸ケーブル)と当社の中継網 を活用し、CATV各社が提供する固定電話サービスです。当社は、CATV会社に 対して「ケーブルプラス電話」を提供し、「多チャンネル放送」「インターネット」
「電話」による本格的なトリプルプレイサービスを提供できる体制を支援していま す。当社にとっても、ケーブルプラス電話は新たに電話基本料収入が見込める サービスです。2008年度末の「ケーブルプラス電話」の提携CATV局は70局、 契約数は60万4千回線となりました。今後もCATV会社との提携を進め、顧客基 盤の拡大に取り組んでいきます。
また、2007年6月に日本第2位のMSO(Multiple System Operator)である JCNグ ループが 当 社 連 結 子 会 社となり、2008年 度 末では首 都 圏を中 心に CATV15局*を展開し、契約数は72万2千契約となりました。2009年2月には
JCNグループネットワーク(2009年4月現在)
■グループ局(17局) ■持分法適用会社(2局) 神奈川県
東京都
千葉県 埼玉県
首都圏
JCN熊本
JCN加入者用のポータル機能を搭載した「JCNケータイ」の販売を開始し、
「多チャンネル放送」「高速インターネット」「電話」のトリプルプレイとau携帯と の連携を強化し、クワトロプレイサービスの充実化を図るとともに、顧客基盤の 拡大に取り組んでいます。
* 2009年4月1日付で2局追加され、17局となりました。
当社は固定通信と移動通信を提供する総合通信事業者としての強みを活かし、 2008年 度 末で携 帯 電 話 サービスの3,084万 契 約をベースにFMBC(Fixed Mobile and Broadcasting Convergence)サービスを推進しています。
取り組みの一環として、2008年8月1日からは、固定通信と移動通信の本格的 な融合サービスである「auまとめトーク」を開始しました。「auまとめトーク」は
「KDDIまとめて請求」にご加入のご自宅の「auおうち電話」からau携帯電話、 及び「auおうち電話」への国内通話料を24時間無料とするとともに、「au→自宅 割」の対象のご自宅が「auおうち電話」であれば、au携帯電話からご自宅への国 内通話が24時間無料となるサービスです。
「auまとめトーク」は、2008年3月から提供しているauの「家族割」+「誰でも割」 による家族間無料を組み合わせることで、auケータイとKDDI固定電話の活用 シーンが一段と広がります。
固定と移動の融合サービスの展開
コンシューマ向け FMBC サービスの推進
auまとめトークの特長
auケータイ
<ご家族> 全てのauケータイ
<友人/親戚など>
<自宅> KDDI固定電話 電話サービス
IP電話(050)
KDDI固定電話
auケータイ
<自分の携帯>
(au→自宅割)
国内通話が24時間無料 家族間通話無料として提供済 おうち電話
また、営業面においては、auショップでのクロスセルを推進しています。従来 のauショップは、主に携帯端末の販売と、端末修理などのアフターサービスと いった移動通信事業に特化した販売拠点でしたが、2008年度からは、これらの 軸となる業務に加え、店頭でのFTTH等の固定系サービスや、コンテンツの取次 ぎなど、多用な商材を提供し、当社のFMBCを販売面から推進する拠点へと整備 を進めています。
法人ビジネスのうち、広域イーサネットなどのVPNサービスは今後の成長が期 待されている分野であり、同サービスでのリーディングカンパニーであった株式 会社パワードコムとの合併効果が着実に表れています。VPNサービスの2008年 度売上高は前年度比11.8%増の1,102億円と、年率2桁の伸びを持続しています。
当社のお客様である日系企業においては、海外生産比率・海外売上比率の上 昇に伴う世界規模での分業・海外拠点の拡大が進んでおり、これに伴い日本本社 と海外拠点間のデータトラフィックの増大により、広帯域かつ低コストのサービ スが求められています。このような背景を受け、お客様のニーズに対応した光海 底ケーブルの建設や、世界各地における域内ネットワークの拡充を進め、お客様 がグローバルにICTソリューションをワンストップでご利用いただける体制を強化 しています。
なかでも、お客様のネットワーク設備をお預かりするデータセンター事業は、 2008年10月に、日本国内および海外で広く展開するデータセンターのブランド を「TELEHOUSE(テレハウス)」に統合し、どの地域でも安心してご利用いただ ける高スペックなデータセンターサービスを提供しています。
「TELEHOUSE」ブランドへの統合 ワンストップ戦略の推進
auショップの販売力強化
法人 ICT ビジネスの取り組み
auショップでのFMBCの取り組み
お客さま 携帯端末販売 アフターサービス
固定系サービスの提供 コンテンツの提供
(億円)
05 06 07 08 09 647
407
240 888
335
553 986
346
639 1,102
367
735 (20.2%)
538
438
101 (13.3%)
(37.2%) (11.0%)
(11.8%)
1,200
1,000
800
600
400
200
0
(3月31日に終了した各年度)
■ IP-VPN ■広域イーサネット
*()は前年度比
VPNサービスの売上